[アップデート]Amazon Connect 顧客プロフィールで生成 AI を活用した顧客データのマッピングができるようになりました #AWSreInvent – Amazon Connect アドベントカレンダー 2023 –
こんにちは。繁松です。
Amazon Connect アドベントカレンダー 2023、8日目の記事です!
クラスメソッドとギークフィードさん、スカイアーチHRソリューションズ さんの有志が募ってチャレンジしている企画になります。
(アドベントカレンダーのカレンダー一覧はこちら↓)
今回は、Amazon Connectの顧客プロフィール(Customer Profile)で、生成AIを活用して顧客データのマッピングが可能になった新機能を紹介します。
はじめに
Amazon Connect の顧客プロフィール(Customer Profile)には、S3や、Salesforce、Zendeskなどの様々なデータソースから顧客データを追加することができます。
これまでは、顧客データを追加するためにはデータの属性を手動でマッピングする必要があり、顧客属性の設定や顧客情報を識別するための識別子などを設定する必要がありました。
今回のアップデートにより生成AIを活用する機能が追加され、自動で顧客データのマッピングが可能になりました。
これにより、顧客プロファイルの作成がより迅速かつ効率的に行えるようになりました。
やってみた
前提
- Amazon Connectインスタンスは構築済み
- 顧客プロフィール(Customer Profile)は有効化済み
KMSキーの作成
Customer Profiles のドメインを設定するにはKMSキーが必要です。
1. Amazon Connect 左側のメニューから[お客様プロフィール]を開き、[データソースを統合を追加]を選択します。
2. KMSキーを変更する必要があると表示されるので[ドメインの詳細]を選択します。
3. 暗号化の項目で[編集]を選択します。
4. [AWS KMS キーを作成]を選択します。
5. キーのタイプで[対象]を選択し次に進みます。
6. エイリアスと説明を入力し次に進みます、その他の項目はデフォルトのままキーの作成を完了します。
7. Amazon Connectの画面に戻り、作成したKMSキーを指定し保存します。
データソースの統合
1. Amazon Connect 左側のメニューから[お客様プロフィール]を開き、[データソースを統合を追加]を選択します。
2. データソースを選択します。(今回はS3にダミーの顧客情報をアップロードしています。)
3.マッピングで[マッピングを自動生成]を選択します。
4. 数秒でマッピングが完了するので、[データソース統合を追加]します。
注意点
- 顧客属性にはユーザーID等の一意の識別子が必要です。
- 日本語の顧客属性ではうまく読み込めませんでした。(2023年12月4日時点)
- 顧客データの属性が「名前、年齢、性別」等の日本語の属性名では文字化けのようになりました。
さいごに
Amazon Connect 顧客プロフィールで生成 AI を活用した顧客データのマッピングを試してみました。
手動では属性値毎に送信先やコンテンツタイプを1つ1つ設定していく必要があったので、かなり楽にマッピング可能になったかと思います。